対談インタビュー
新堂 広輝
システム部 組立グループ
2018年入社。
企業の品質管理をしていた前職からの転職組。
現在の主な仕事は真空装置の組み立て。
福井 勝喜
システム部 組立グループ
2023年入社。
自動車の整備士をしていた前職からの転職組。
現在の主な仕事は真空装置の組み立て。
Question 01
吉川製作所を
選んだ理由
新堂
お互い違う業界からの転職組として、今日はよろしくお願いします。私は以前、一人暮らしをしながら、大阪の企業でメーカーの品質管理を行なっていたのですが、結婚し、子供が生まれるタイミングで実家のある住み慣れた奈良へ帰り、働きながら生活したいなと強く思うようになりました。そんな時、転職サイトで吉川製作所を知りました。福井さんは、どのような経緯で、この会社にたどり着いたのですか?
福井
前は自動車の整備士をしていたのですが、家族の時間をもっと大切にしたいなという思いがあり転職先を探す中で、吉川製作所が候補に上がりました。応募するに当たり、会社のことを色々と調べていく中で、社長を筆頭にすごく社員を大切にする会社だなということが伝わってきて、それならば、一度受けてみようかなと思ったのがきっかけです。
新堂
私は転職するにあたり、前職の経験を活かすというよりは、何か新しいことに挑戦してみたいなという気持ちがあり、職種未経験として応募。面接官をされていたシステム部の部長から、「期待している」という言葉をいただき、頑張ってみようと思いました。
福井
私の時は、社長が面接されていて、会社としては売上も大事だが、それを支えてくれているのは一人一人の社員だということを強調されていて、それが決め手となりましたね。
Question 02
入社してから
大変だったこと、
どうやって
乗り越えましたか?
新堂
私が入社した時は、毎日とにかく忙しくて、人員が足りていないから雇うといった状況で、先輩に度々、質問するのも気が引けて、未経験の私にはかなり、きつかった記憶があります。
福井
今はすごく忙しい時と少し余裕のある時があるので、昔よりは教えてもらいやすい環境ですね。
新堂
わからないまま勝手に突っ走ってミスすることも多々あって、その都度、先輩に助けてもらいました。この仕事は、とにかく覚えることがたくさんあって、段取りを覚えたり、工具の種類を覚えたり、その全てが同時進行で慣れるまで苦労しました。その点、福井さんは、前職の経験上、工具の使い方に慣れていて、私よりは早く適応できたのではないですか?
福井
私も入社前は、前職の知識や経験が少しは仕事に活かせるのかなと軽く考えていましたが、まず、そこが全然、適応しませんでした。単に工具の扱いに慣れているというだけでしたね。
新堂
それだけでも大きい気はしますが。確かに、最初は図面の見方も分かりませんし、ボルトひとつ締めるにしても、ちょうどいい力加減があって、緩すぎるとダメだし、締めすぎると捻じ切れるし、感覚を掴むまで、失敗して覚えるしかないようなところがありますもんね。
福井
車は完成品なので、極論、ネジ締めにそこまで神経質にならなくても、ちゃんとピッタリ、ハマるようにできていますが、ここで作っている装置はミリ単位で合わせたり、締めても、ずれたり。締め加減の微調整がすごく繊細で。しかも真空装置なので、ホコリひとつ入っても真空状態が保てなかったりするので、とても神経を使いますね。
新堂
私は入社して、今年で6年目になり、お客さまの会社に出向き、装置を据え付ける業務も一人で行かせてもらえるようになりましたが、いまだにやったことのない初めての作業もありますし、まだまだですね。
福井
私は今年でやっと1年。ある程度、仕事の流れは掴めてきましたが、まだまだ経験が不足していて、わからないことが何なのか、それ自体わからないことがあるので、まず、何がわからないかをわかるようになって、小さな疑問も先輩に聞きながらもっと成長していきたいですね。
Question 03
入社後に知った、
感じた魅力について
福井
普段、私はサービス部内の作業者から上がってきた報告書をもとに見積りを出したり、写真を撮るなどして、真空ポンプの修理報告書を仕上げ、営業に渡すのが主な仕事だけど、基本、子供のお迎えとかもあるので、定時に帰りたくて。今はまだ、どうしても仕事を残して帰ることが多いけど、たまに、全部の仕事をすっきり終わらせてから帰れる時は心底、よっしゃ ! と思うわ。
新堂
私はお客さんと直接やり取りすることが多いので、私なりに一生懸命対応して「吉川さんにやってもらえて良かったわ」と言ってもらえるとやっぱり嬉しいし、頑張って良かったと思うなぁ。
それと、すごく大変なやり取りがあって、その間はめちゃくちゃキツいんだけど、終わってみれば、いい経験になったなと。次に同じような場面に出くわしたとしても、今度は時間をかけず、悩まずやれるという自信につながる。そういう所にも、やりがいを感じるわ。
福井
わかる気がするわ。私も暇な時より、忙しい時の方が「やったるで!」と闘志に火がつくし。
新堂
私は、とにかく仕事量が膨大で多忙だったこともあり、空きができると、ひたすら"時短"へのあらゆる道を追求してきたわ。徹底的にムダを省いた効率のいい仕事の流れを考えたり、エクセルで作ったフォーマットをテンプレート化したり。どれも時間のかかる作業だけれど、私や古匠さんを含め、私の後に同じ作業をする人たちが少しでもスムーズに、ラクに仕事ができて、早く帰れるようになったらいいなという思いが目標になっています。もちろん、一番は私がラクしたいからだけど。(笑)
福井
なんて、後輩想いの先輩でしょう ! 私たちは幸せ者です。(笑)ほんと、吉川さん、めちゃくちゃ、パソコンできるもんね。神業レベルやわ。
Question 04
仕事をする上で
モットーを
教えてください
新堂
仕事をする上でモットーにしていることは、自分が担当するところは、とにかくひとつずつ確実、丁寧に。部品の取り付け忘れをなくすとか、手垢ひとつ残さないよう綺麗に仕上げるとか、最後まで真心を込めて作業にあたるよう心掛けています。
福井
私も常に出来栄えを気にしながら作業にあたるようにしています。作業途中は綺麗でも、仕上がりが歪んでいたり。機能的には全く問題がないとしても、自分が気になる部分は、手直しし、丁寧に仕上げようと心掛けています。
新堂
気持ちに余裕のある時だけでなく、時間に追われ、目の前の作業をこなすのに手一杯な時も、それができるようになりたいよね。
福井
そうですね。今以上にもっと知識や経験を積んで、より綺麗にスピーディーに、余裕を持って仕事にあたれるようになりたいと思います !
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